FXの余剰証拠金とは、あまり使用しないものの、持っておくと安定した取引ができるお金です。
この記事を読むと以下のことが分かります：
- 証拠金とは
- 余剰証拠金の大切さ
「証拠金取引」において余剰証拠金を持つ大切さについて紹介しましょう。
目次
証拠金とは
口座にまず振りこむお金のことを指します。FX、つまり証拠金取引を行う場合は、証拠金の最大25倍を投資することが可能です。負ければ大きな損失は発生しますが、投資でより利益を得られる可能性もあります。
例えば証拠金が10万円あり、10倍を投資できる場合、最大100万円を投資できます。
証拠金を元にした投資は、何十倍の損益につながるというわけです。
証拠金の種類
証拠金はまとめて有効証拠金と呼びますが、そのなかに必要証拠金と余剰証拠金があります。必要証拠金は10倍を投資するときに頭金として必要な10万円。余剰証拠金は、その10万円以外のお金です。
証拠金の種類：
- 有効証拠金＝含み益と含み損を含めたすべての金額
- 必要証拠金＝ポジションをつづけるために必要な金額。FXするための担保
- 余剰証拠金＝必要証拠金を除いた金額
証拠金の内訳：
- （余剰証拠金＋必要証拠金）＋含み損・含み益＝有効証拠金
なぜ余剰証拠金は覚えておいたほうがよい？
余剰証拠金はなくても、FXはつづけられます。上記の例でいくと、100万円を投資するための10万円は既にあるため、余剰証拠金はいつでも出金できるわけです。それなら入金しておく必要がないように思うでしょう。
しかし、覚えておきたいのは証拠金維持率が100%をきると、多くのFX会社でポジションが自動的に決済されること。つまり損失が確定するということです。
証拠金維持率＝有効証拠金÷必要証拠金×100
だからこそ余剰証拠金を「必要証拠金」の補欠として持っておくことが重要になります。必要証拠金としてカウントすれば、100%以上を保てるわけです。
