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岩田健太郎教授が動画を削除した理由は?国の圧力?目的達成?

2020年2月19日、岩田健太郎教授が新型コロナウィルスに関し動画をアップロードし、その後削除したことが話題となっています。

動画が削除された理由について本人から説明はないものの、SNSでは「国の圧力ではないか」「メディアに周知する目的が達成できたからだ」「高山先生と和解したからだ」など

動画削除の理由について多数の声が見られました。

なぜ、岩田健太郎教授は動画を削除したのか、その理由についてまとめてみました。

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岩田健太郎教授が削除した「船内レポート動画とは」

2月19日、岩田健太郎教授は自身で撮影した「船内レポート動画」を削除しましたが、『毎日新聞』のYouTubeチャンネルによって再アップロードされていました。

しかし、ところどころカットされているシーンがあるようです。

この、岩田健太郎教授の動画削除や各メディアのカット編集などから

「国が圧力で隠蔽しようとしているのでは?」

と思っている方もいるようでした。

岩田健太郎教授自身の動画は削除されているものの、英語版や中国版の動画はまだ削除されていないので、簡単に動画内容をまとめてみたいと思います。

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岩田健太郎教授の動画内容

  • 船内の人から助けを求められる
  • 岩田健太郎教授は「なんとか船内に入れないか」と色んな筋を通じて打診
  • 厚労省の某氏から船内に入ってもいいと許可が下りる
  • しかし感染症対策の人としては入れないと言われ『DMAT(災害対策)』に入るよう言われる
  • DMATに入っても「災害対策は専門外だろう」とのことで感染症対策に入るよう言われる
  • 船内に入ると今までで一番恐怖感があった
  • 「安全ゾーンと危険ゾーン」がグチャグチャで身を守れないと思ったから
  • 船内の医療人はマスクを付けたり付けなかったりしている
  • 熱のある人が自分で歩いて医務室まで行っている
  • 医療従事者たちが「自分たちも感染すると思う」と軽く言っていることに驚く
  • 医療従事者は自分の身を守ることが鉄則
  • 自分たち(医療従事者)の感染リスクを放ったらかしにしているのはルール違反
  • 聞いたら船内に感染症専門の人は誰一人いなかった
  • データすら取れていない
  • 指揮をとっているのは厚労省の官僚
  • 感染症専門として厚労省のトップに相談するも嫌な顔をされる
  • 船内から出て行くように言われる
  • SARSの時も政府が情報を公開してくれず大変だったが日本はもっとひどい
  • 日本政府は対応の失敗を隠蔽しようとしている
  • このままだと日本の信用を無くすし、感染が拡大する
  • 隠蔽するなら自分が発信するしかない
  • 何もできず申し訳ない

とのことでした。

船内の人からのSOSを聞いて厚労省から許可もらって船内に入ったのに、実際に入ってみたらたらい回し状態になってしまったようですね。

見かねた岩田教授が感染症のスペシャリストとして現場にいた厚労省の官僚に助言したら嫌な顔されて追い出されてしまうという…。

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岩田健太郎教授が動画削除した理由は高山氏の反論?

「誰も情報を公開しないのなら自分が公開する」といい船内レポート動画をアップロードした岩田教授ですが、わずか1日で動画を削除しました。

SNSなどでは「国の圧力」だとか言われていましたが一番有力なのは、高山氏の反論ではないかと言われています。

というのも、岩田健太郎教授の動画に対しFacebookにて高山氏が反論。

反論内容には岩田教授と言っている情報と矛盾する点がいくつかあり、

「高山氏の反論を見て自分(岩田教授)が勘違いしていた」

という流れで動画を削除したのではないでしょうか。

(※高山氏は岩田教授に『DMAT』に入るよう提案した人物)

その高山氏の反論がこちらです。

高山氏のFacebook投稿

岩田 健太郎先生の動画(コメント欄にリンク)を拝見して、まあ、「岩田先生らしいなぁ」と思いつつ、あまり気にしていなかったんですが、しっかり炎上しているようです。

岩田先生をご存じない方々には、ちょっと刺激が強すぎたのかもしれません。ただ、下船していく乗客の方々、現場で頑張っている方々を追い詰めかねない内容なので、事実は事実と認めつつも、動画のなかに登場する当事者として、勘違いされていること、抜けているところは修正させていただきたいと思います。

>1日で追い出されてしまいました。

事実です。正確には、船内におられたのは2時間弱ですね。ご覧になったのは、ラウンジ周辺のみと認識しています。

>厚労省で働いている某氏から電話がきて「入ってもいいよ」と、「やり方を考えましょう」ということでした。

これ、私ですね。ただし、「入ってもいいよ」とは言ってません。その権限はないので。ただ、「やり方を考えましょう」とは申し上げました。そして、環境感染学会が活動していたので、そこを通じてなら活動できるかもしれませんとアドバイスしました。でも、申し込むも(しばし放置されたのちに)断られたとのことでした。

>DMATのメンバーとして入ってはどうかというご提案を厚労省の方からいただいた

これ、私です。その通りです。

>DMATの職員の下で感染対策の専門家ではなく、DMATの一員としてDMATの仕事をただやるだけだったら入れてあげる

これ、私。ただし、「入れてあげる」とは言ってません。その権限はないので。ただ、「DMATとして入る以上は、DMATの活動をしっかりやってください。感染管理のことについて、最初から指摘するのはやめてください。信頼関係ができたら、そうしたアドバイスができるようになるでしょう」と申し上げました。

というのも、現場は乗客の下船に向けたオペレーションの最中であって、限られた人員で頑張っているところだったからです。そうしたなか、いきなり指導を始めてしまうと、岩田先生が煙たがられてしまって、活動が続けられなくなることを危惧したのです。まあ、クルーズ船とは特殊な空間ですし、ちょっと見まわしたぐらいでアドバイスできるものではないとも思ってました。

もちろん、岩田先生の豊富な経験を否定するものではありません。ただ、DMATや自衛隊、検疫所など多様な組織が重層的に活動している特殊な環境ですから、まずは慣れていただくことを優先するよう私は求めたのです。

>「分かりました」と言って現場に行きました。

というわけで、岩田先生は約束してくださいました。

>DMATのチーフのドクターと話をして、そうすると「お前にDMATの仕事は何も期待していない、どうせ専門じゃないし、お前は感染の仕事だろう、感染の仕事やるべきだ」という風に助言をいただきました。

これ事実です。岩田先生は、これで自分は感染対策についての活動ができるようになったと理解されました。ただ、船には、DMATのみならず、厚労省も、自衛隊も、何より船長をはじめとした船会社など、多くの意思決定プロセスがあります。その複雑さを理解されず、私との約束を反故にされました。せめて、私に電話で相談いただければ良かったんですが、そのまま感染対策のアドバイスを各方面に初めてしまわれたようです。

結果的に何が起きたか・・・、現場が困惑してしまって、あの方がいると仕事ができないということで、下船させられてしまったという経緯です。もちろん、岩田先生の感染症医としてのアドバイスは、おおむね妥当だったろうと思います。ただ、正しいだけでは組織は動きません。とくに、危機管理の最中にあっては、信頼されることが何より大切です。

>アフリカに居ても中国に居ても怖くなかったわけですが、ダイアモンドプリンセスの中はものすごい悲惨な状態で、心の底から怖いと思いました。

これは岩田先生の感受性の問題ですから、否定するつもりはありません。また、船という特殊な閉鎖空間において、新興感染症が発生しているわけですから、怖くないはずがありません。ただ、そのなかで継続して頑張っている人たちがいることは、ぜひ理解してほしいと思います。ちなみに、私は明日も船に入ります。

課題は多々ありながら、これまで少しずつ改善させてきました。まだまだ改善の余地はあります。ただ、乗客がいる以上は逃げ出すわけにはいかないのです。少なくとも全てのオペレーションが終わるまでは、乗客を下船させて地域に、世界に放つわけにはいきませんでした。

最優先事項は身を守ることだと感染症医の端くれとして私も思いますが、2週間にわたり船のなかで頑張っている人たちは、乗客を支えながら日本と世界を守ることを最優先としているのです。

そういう事態になってしまったことについて、政府を批判することは構いませんが、解決を与えないまま現場を恐怖で委縮させるのは避けてほしかったと思います。逃げ出せない以上は・・・。

>ダイヤモンド・プリンセスの中はグリーンもレッドもグチャグチャになっていて、どこが危なくてどこが危なくないのか全く区別かつかない。

感染症医として「グチャグチャ」と表現されるのは、分からないこともありません。でも、この表現はゾーニングがまったく行われていないかのような誤解を与えます。しかしながら、実際はゾーニングはしっかり行われています。完全ではないにせよ・・・。

たしかに、先進国の病院であれば、あるいは途上国でセットされるNGOや国際機関による医療センターであれば、もっと洗練された感染対策が実施されるでしょう。でも、いきなり、約3700人の乗員・乗客(しかも高齢者が多い)において新興感染症が発生した船舶・・・ というミッションは極めて複雑なのです。

私は海外でのNGO活動に関わったことがありますし、現在も国際NGOの理事を務めていますが、どんなNGOであっても、あるいは国際機関であっても、これが混乱状態から始まることは避けられないでしょう。この2週間が反省すべきところがなかったとは言いませんが、ここまで現場はよく頑張ってくれたなと私は思います。精神論と嘲笑されるでしょうが・・・。

>検疫所の方と一緒に歩いてて、ヒュッと患者さんとすれ違ったりするわけです。

さすがに、これは違います。そのような導線にはなっていません。患者ではなく、乗客ではないかと思います。乗客ですら、そのようなことは稀だと思います。

>話しましたけど、ものすごく嫌な顔されて聞く耳持つ気ないと。

感染症医はコンサルタントとしての能力が求められます。それは聞いてもらう能力でもあります。私は聞いてもらえなかったとき、相手がダメだとは思いません。自分の説明の仕方が悪かったと思います。

>でも僕がいなかったら、いなくなったら今度、感染対策するプロが一人もいなくなっちゃいますよ

これは間違いです。毎日、感染症や公衆衛生を専門とする医師が乗船して指導しています。ご存じなかったんだと思います。まあ、ご自身に比べればプロのうちに入らないと言われると、返す言葉もありませんが・・・

>シエラレオネなんかの方がよっぽどマシでした。

シエラレオネにおいて、先進国が運用する医療センターのことだと思います。最貧国の市中病院の感染管理の悲惨さと同一視させることのないようにお願いします。

>エピカーブというのがあるのですが、そのデータを全然とっていないということを今日、教えてもらいました。

これ間違いです。岩田先生のせいではありません。教えた人が知らなかったんでしょうね。感染研がエピカーブを公表しています。新たな報告を加えてバージョンアップされるでしょうが、すでに公表してますし「全然とっていない」わけではありません。

以上、私なりに感じたことを述べました。見解の相違もあれば、私が間違っているところもあるでしょう。ぜひ、ご指摘ください。ともあれ、私は岩田先生の「志」を否定するつもりはありません。クルーズ船の対応についても教訓としていけるよう、きちんと検証して活かしていくべきです。

そもそも、こんなことは初めての取り組みです。失敗がないわけがありません。それを隠蔽するようなことがあれば、それは協力してくださった乗客の皆さん、仕事を放棄しなかった乗員の方々、自衛隊の隊員さんたち、そして全国から参集してくれた医療従事者の方々を裏切ることになります。

ただ、いま私たちの国は新興感染症に直面しており、このまま封じ込められるか、あるいは全国的な流行に移行していくか、重要な局面にあります。残念ながら、日本人は、危機に直面したときほど、危機そのものを直視せず、誰かを批判することに熱中し、責任論に没頭してしまう傾向があると感じています。不安と疑念が交錯するときだからこそ、一致団結していかなければと思っています。

引用元:高山義浩Facebook

高山氏の投稿を見ると、岩田教授の動画の内容といくつか矛盾点がありますね。

まとめて見るとこんな感じです。

  • 船内に入っていいよ→「やり方を考えましょう」と言った
  • 最初からDMATに入るよう提言した
  • 1日で追い出された→正しくは2、3時間
  • 今までで一番怖い→岩田教授の感覚。密閉された空間でのウィルスなら誰でも怖い
  • 船内に専門家はいなかった→何人かいた
  • データを取っていない→取っている

などなど。岩田教授が発信していた内容といくつか異なる点が見つかりました。

国民のために情報を公開するという行為は肯定すべきだと思いますが、間違った情報を大々的に流してしまうのはかえって混乱を招きますね…。

ただ、国の対応がダメだから自分がなんとかしなきゃ!という志は間違っていないのではないかなぁと思いました。

そこに関しては高山氏も『岩田教授の志を否定するつもりはない』と言っていますしね。

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岩田健太郎教授の動画削除について世間の反応

今回の岩田教授の動画削除に関しての世間の反応をいくつかピックアップして見ました。

などなど、「間違いを認めて訂正した情報を出すべきだ」という声から、岩田健太郎教授の行動を肯定する声も見られました。

 

確かに岩田健太郎教授は日本で第1級の感染症専門家ですが、その権威性が間違った方に使われれば、混乱を招いてしまいます。

改めてどこが事実でどこが勘違いだったのかをはっきりと示してほしいですね。

岩田健太郎教授の動画削除まとめ

今回は岩田健太郎教授の動画削除の理由についてまとめました。

様々な意見が挙げられていますが、一番の理由は

「動画で発信した内容と高山氏の意見が異なり、自分が勘違いしていたことがわかったから」動画を削除したのではないでしょうか。

これはあくまでも一個人の意見ですが、もしかしたら最初から日本政府の対応を早めるためあえて世界に向けて動画を発信した、のではないでしょうか。

まあ今は船内で何があったかというよりかは「感染拡大を防ぐ」という最優先事項を一致団結して実現させていきたいですね!

追記:岩田健太郎教授が動画を削除した本当の理由

2月20日に放送されたミヤネ屋にて岩田健太郎教授本人から動画削除の理由が明かされました。

動画を削除した理由について岩田教授は

「動画公開によって少し対応が改善されたから」

「動画は誰かを責めるためのものではなかったが、炎上しどちらの人物が正しいのか、が焦点になってしまったため」と話していました。

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