真空ジェシカは、プロダクション人力舎所属、エムワン 2022で決勝進出を果たしたお笑いコンビです。2021年のエムワンでも決勝進出し、それ以降テレビ出演が増えていますよ。
大学のお笑いサークルで出会った真空ジェシカの2人はスカウトという形でプロの世界に入りましたが、現在は地下出身芸人の代表格として知られています。
今回は、そんな真空ジェシカのプロフィールや芸歴をご紹介していきます。
真空ジェシカのコンビ名の由来は?
真空ジェシカの「ジェシカ」は、恵比寿マスカッツなどで活躍された希崎ジェシカさんからとられています。
なんでも川北さんが希崎ジェシカさんのファンだったそうです。まず「ジェシカ」が決まった段階で、ガクさんは語感の良さから「真空」という言葉をつけて、「真空ジェシカ」になったそうです。確かに、語感は凄まじくいいコンビ名です。
ちなみに、当初のコンビ名は「川北コンビ」だったそうですよ!
真空ジェシカ(川北・ガク)のプロフィール
真空ジェシカ 川北のプロフィール
- 名前:川北茂澄(かわきたしげと)
- 生年月日:1989年5月23日
- 年齢:33歳(2022年12月現在)
- 出身地:埼玉県入間郡三芳町
真空ジェシカのボケ兼ネタ作り担当の川北さん。慶應義塾大学総合政策学部卒の高学歴芸人ですが、見た目からして少し危険な匂いがするかなりとんがった芸人でもあります。
芸人を志したきっかけは、中学生の時に「レギュラー」の「あるある探検隊」のパロディネタを書き、人前に立つこと、ダイレクトに反応が来ることの面白さを感じたことにあるそうです。しかし、後に川北さんは「リズムネタがこの世で2番目に嫌い」と語っています。
大学在学中には、R-1ぐらんぷりで準決勝まで進出した実績を持ち、学生芸人の間ではよく知られた存在でもありました。ガクさんも川北さんとコンビを組んだ理由について「同世代で1番面白いヤツだと思ったから」と語っています。
卒論をフリップネタで提出する、お盆にフランクフルトとアメリカンドッグで精霊馬を作りM-1の神を呼ぼうとするなど、狂気的なエピソードに事欠かない川北さん。「ゴッドタン」の若手芸人紹介企画で「ヤバい芸人部門」に二度ランクインしています(2015年4位、2017年3位)。一方で、2020年に行われた人力車の若手芸人大喜利No.1決定戦で優勝を果たすなど、大喜利力含む笑いの実力に関しては高く評価されています。
真空ジェシカ ガクのプロフィール
- 名前:川俣岳(かわきたたける)
- 生年月日:1990年12月3日
- 年齢:31歳(2022年12月現在)
- 出身地:神奈川県
真空ジェシカのツッコミ担当、また「嘆き担当」ともされているガクさん。旧芸名は「ガクカワマタ」で、2020年8月8日になってようやく現在の名前に改名されたんですね。金髪のマッシュルームカットに丸眼鏡が特徴で、公式プロフィールでは身長は172㎝、体重は49キロとかなりの瘦せ型です。相方の川北さんは172㎝で55キロで、相方選びの際に「自分より痩せている人が良かった」と語っています。
青山学院に中等部から大学まで通い、経営学部を卒業しています。大学時代に就職活動で全社落ちしたタイミングでたまたま人力舎から声をかけてもらったことから、プロの道へ進みました。一方で、高校時代にマヂカルラブリーのネタを見た際に感銘を受け、芸人を志したことも明かされています。感銘を受けた理由の一つは、マヂカルラブリーの野田クリスタルさんを見て「ガリガリでもこんなに面白い人がいる」と思ったこと。しかし、後に野田さんはマッチョになり、ガクさんは現在は憧れていないと断言しています。
相方である川北さんと違い、リズムネタが大好きです。お笑いの価値観が違ったことも川北さんがガクさんをコンビに誘った理由の一つだったとされています。憧れのツッコミ芸人にもグライダーの芝大輔さんを挙げていますが、ツッコミのスタイルは、しっかりと強いツッコミをする芝さんとは随分違い、相方のボケに振り回され、困惑し嘆くようなツッコミが特徴です。
真空ジェシカの魅力
①2度のエムワン決勝進出の実力派漫才
2021年に、結成10年目で初めてエムワン決勝進出。2022年にもファイナリストに名を連ねることになりました。真空ジェシカの漫才の特徴は、大喜利的なボケを多数詰め込んだコント漫才です。ネタの流れよりも一発一発のボケの強さを重視した漫才で、シュールかつ知性を感じられるボケが多いです。
同業界でもスピードワゴンの小沢一敬さんやオズワルドなどが真空ジェシカの漫才を絶賛しており、「芸人が見ても面白い芸人」と言われることも多いです。
②コンビ大喜利の雄
真空ジェシカの一番の特徴と言っても過言ではないのが、大喜利の強さ。川北さんだけでなく、ガクさんも大喜利の強さは高く評価されておりいます。「AUN~コンビ大喜利王決定戦~」というイベントでは、第1回から第3回まで三連覇する実力を見せました。大喜利力の高さは漫才にも活かされており、真空ジェシカの漫才の作り方は「ネタのハード(大まかな流れ)ではなくソフト(一つ一つのボケ)先行で作っていく」と語っています。
③どこまでも攻め続ける姿勢
良くも悪くも地下で活躍していたような、自分たちのスタイルを崩さないのが真空ジェシカ。万人受けしそうにないような尖ったボケ、脈絡のないボケを果敢に繰り出し、朝のバラエティ「ラヴィット」では、放送事故に近い事態を引き起こしてしまうこともありました。
シュールでフリーダム、どんな場面でも自分の姿勢を崩さない川北さんと、相方と現場の距離を埋める役割を果たすガクさん。二人のコンビワークの良さもファンの間ではよく知られています。
最後に
今回は、真空ジェシカの2人について紹介しました。2021年のエムワンでは6位入賞、一部視聴者の間では順位、得点以上の評価を受け強烈な印象を残しました。二年連続でのファイナリストとなった2022年、真空ジェシカの優勝に期待です!