最近、よく耳にする『イカゲーム』をご存知ですか?Netflix 韓国ドラマでシリーズ配信された韓国のサバイバルゲームは、日本でも話題となりました。
今回は、その『イカゲーム』のあらすじや人気な理由についてまとめていきたいと思います。
『イカゲーム』とは
イカゲームは、韓国で知られている子どものゲームの1つです。それをデスゲームとしてフィクションドラマにしたものが、Netflix 韓国ドラマの『イカゲーム』です。
主人公が大金をかけた命懸けのサバイバルゲームに巻き込まれ、他の参加者と共に生き残るために奮闘する姿を描いたストーリーです。
『イカゲーム』は、元々2009年に脚本を執筆しましたが、出資に応じる制作会社が見つからず、当時は制作を断念していました。しかし、2019年にNetflixでの制作を発表し、2021年には全世界で公開されることになります。その後、同年11月時点ではNetflixにて94か国でランキング1位を獲得しました。
『イカゲーム』のあらすじ
バツイチの父親であるソン・ギフンは、老いた母親と生活していました。しかし、その生活は経済的に困窮したものでした。ある日、ギフンは地下鉄でスーツ姿の男性にお互いのお金を賭け、めんこゲームをしないかと誘われます。ギフンはそのゲームに乗り、無事勝つことができました。するとスーツの男性に、もっと高い賭け金のゲームをしないかと話を持ちかけられるのです。ギフンは日々の生活のこともあり、その話に乗りました。
会場へたどり着いたギフンたちを待ち受けていたゲームは、1試合目が「だるまさんがころんだ」で・・・。命を賭けたゲーム、果たしてギフンの運命やいかに!
『イカゲーム』に出てくる6つのゲーム
主人公を含む、456人の参加者たちが挑むゲームは全部で6種類あります。どれも、元々は子どもの遊びでルールは簡単です。
①だるまさんがころんだ
登場した大きな女の子ロボットが参加者の動きを感知し、少しでも動くと銃弾で殺されてしまいます。
②カルメ焼の型抜き
型抜きに成功すれば生き残り、少しでも型抜き中に型が欠けてしまったら銃弾で殺されます。
③網引き
10人1チームの団体戦で、プレイヤーは綱に手錠をかけられている状態でゲームが始まります。負けたチームは全員高所から落下死します。
④ビー玉遊び
2人1組のペア対戦。ビー玉は1人の持ち分が10個ずつ、制限時間内にビー玉を全て奪ったプレイヤーが勝ちです。
⑤飛石(ガラス)渡り
四角いガラス板2枚ずつで造られた橋を渡り、制限時間内にゴールを目指すゲームです。1人が乗ったら崩れるガラスと2人乗っても大丈夫なガラスがあり、2人乗っても大丈夫であるガラスを選びゴールを目指さなければ、脱落死になります。
⑥イカゲーム
イカの絵の中にいる攻撃側と絵の外にいる守備側の2つチームに分かれ、守備側は両足で動き攻撃側は片足で動きます。攻撃側がイカの腰をまたぐことができたら、またいだプレイヤーは両足で動くことができます。
決戦の準備が整ったら、攻撃側はイカの絵の入り口に移動します。攻撃側が勝つためには、イカの絵の先端の小さな図の中を踏まなければなりません。この時、守備側に押され線を踏んだり、外に出されてしまったりしたらそこで終了です。
イカゲームが大ヒットした3つの理由とは?
最近エミー賞を受賞したことで再び話題となっている、人気ドラマの『イカゲーム』。なぜ大ヒットしたのでしょうか。その理由について大きく3つ紹介します。
①ストーリーのテンポが良い
ストーリーのテンポが良いため、視聴者を途中で飽きさせないところが大きなポイントです。視聴者が「次はどうなるんだろう」と思わせるシーンが何度かあり、その思いが次々と解決されていきます。また、イカゲームでは主人公だけではなく、他の参加者の背景もストーリーの中でうまく組み込まれています。そのため、ストーリーがあっという間に進んでいってしまうのです。
②情報処理しやすい
イカゲームに出てくる様々なゲームは、ルールがとても簡単であり、小学生でも理解できるためストーリーを楽しみながら、情報処理しやすいです。また、登場する参加者は緑色のジャージを着ており、支配者側の服装はピンクの防護服のような物を身につけていることから、一目で登場人物の立場や役割が分かります。そのため見続ける視聴者にとって、誰がどれで・・・といった情報整理の負担を減らすことができるのです。
③考察好きな人でも満足できる
テンポが良く情報処理しやすいことから、シンプルで分かりやすい若者向けのドラマな印象ですが、それだけではありません。なんとこのドラマを通して、ネット上では様々な考察が行き交っています。ストーリー上の様々な事柄から、その後の展開について考察したり、イカゲームの黒幕の正体について誰なのかを考察したりと、大人でも楽しめるストーリー展開になっています。
最後に
イカゲームのストーリーは、日本の映画『カイジ』シリーズと似ていると言われています。確かに様々なゲームを進めていく中で、参加者たちが脱落し目の前で死んでいくという流れは似ています。
多少グロテスクな内容ではありますが、2022年の6月にシーズン2の制作が正式発表された『イカゲーム』の勢いはまだまだ止まりません。今後も期待できそうな作品です!