新型コロナウイルスの感染が収束して以降、脱マスクが加速し、美容クリニックで肌質改善に取り組む人が増加傾向です。2025年は画像診断に基づいて顔の悩みの改善を目指す、個別満足度に特化したカスタマイズ治療が流行しました。
そのような中アンチエイジングに興味がある人たちの間でリジュランという施術が好評を博しています。しかし「リジュランは効果がない」「副作用が心配」といった意見も少なくありません。そこで今回は巷で噂になっているリジュランとはどのような施術なのか調査しました。
リジュランとは?
リジュランとは美容大国である韓国で開発され2014年に発売が始まった美容製剤です。アジア圏を中心に使用され、安全性と効果が広く認められています。主な成分はサーモン由来のDNAから抽出したポリヌクレオチドの他、ヒアルロン酸と4種のアミノ酸です。ポリヌクレオチドは抗酸化力が優れているアスタキサンチンを高濃度で含有しているため、細胞修復の活性化やバリア機能の改善促進などの作用があります。
ゆえにリジュランを皮下組織に直接注入することで、多くのアンチエイジング効果が期待できるといわれているのです。
リジュランの効果ない噂は本当?
リジュランは発売から10年以上が経過してもなお美容医療の最前線で高く評価され、シワ改善からニキビ跡の治療まで幅広く使用されています。にもかかわらず効果がないという噂が出ている最大の理由は即効性が低いため。リジュランを注射した後、潤いの源を育む線維芽細胞の働きが活性化され、新たな細胞が生まれるまで一定の時間が必要です。
施術から2~3週間が経過した頃に効果が徐々に出現します。加えて1回だけの施術では効果が大きくないため、変化を実感しにくいです。3~4回ほど施術を重ねなければ顕著な効果を得られません。
適応しない症状がある
さまざまな部位と症状に適応しているリジュランですが万能ではありません。重度のたるみや深いシワは適応外です。これらの適応外の症状を改善する場合には物理的にボリュームアップする必要があるため、リジュランよりもヒアルロン酸製剤が有用です。またリジュランは先発品4種類と後発品があり、それぞれ成分の比率とテクスチャーが異なります。そのため部位や症状に合わせて製剤を扱える医師の施術でなければ、最大限の効果を望みにくいです。
効果が永久に持続しない
リジュラン注射によって肌の悩みが改善された後、その状態が永久に持続されるわけではありません。個々人の状況によって差異があるものの、一般的には数ヶ月~半年ほど経過すると効果が薄れていきます。とくに実年齢よりも肌質が老化している、生活習慣が不規則で日頃のスキンケアを怠りがちといったケースでは、効果の持続期間が短くなりやすいです。リジュランの効能を理解しないまま施術を受けた場合には「効果がない」という不満が出るのではないでしょうか。
リジュランの費用
リジュランを顔全体に施術する時の費用は、1回あたり3万5000円~7万7000円ほど。さらに手の甲や目元など部分的に施術する時は、1回あたり2万円~5万円ほどです。なぜこんなにも料金の幅があるのかというと、部位によって注入しなければならないリジュランの量と製剤の種類が異なるため。顔全体を施術するとなれば高額な費用が発生するものの、そのぶん肌の弾力やみずみずしさが格段にアップし、効果を実感しやすいです。一方、部分的な施術では予算を抑えてピンポイントをしっかりケアできます。
リジュランの副作用
安全性の高さにも定評があるリジュランですが、施術に伴うリスクがゼロではありません。人によってはリジュランを注入された後に副作用やアレルギー反応に悩まされています。ここからは実際にどのような副作用が起きるのか確認しましょう。
痛み
施術する時には注射器を使用しなければなりません。そのため皮膚を注射針が通過する時にチクッと痛みが伴います。とくに目元・ひたい・ほうれい線あたりは皮膚の表面付近に神経が集中しているので、強い痛みを感じやすいです。また数種類の製剤の中でも、リジュランヒーラーやリジュランSを施術に使用する場合は要注意。どちらも粘度の高い製剤のため注入時に激痛を生じさせる可能性大です。尚リジュランの実績が豊富な美容クリニックであれば刺激を軽減する専用注入器や麻酔を準備しているため安心して施術を受けられるでしょう。
肌の違和感
施術の対象となる肌表面から皮下組織にかけての一帯は物理的刺激を回避できません。その影響により蚊に刺された時のように腫れる、赤みが出るなどの違和感が肌に起きるリスクもあります。この腫れや赤みは時間の経過に伴って徐々に目立たなくなり、数日以内に落ち着くケースが一般的です。保冷剤や氷を包んだ布で断続的に気になる部位を冷やせば、症状が早めにやわらぎます。また、強い摩擦や乾燥、紫外線照射が患部に通常以上のダメージを与えかねないため、対策を講じなければなりません。
アレルギー反応
リジュランの主成分であるポリヌクレオチドは、人間の身体を構成しているDNAに類似しているため、肌との相性が良好です。但しサーモンから抜き出した成分が含まれているため、過去に鮭・海老・蟹などの魚介類や魚卵を食べてアレルギー反応が起きた経験のある人は注意しなければなりません。施術前のカウンセリングで医師に相談し、リジュラン先発品やリズネなどの後発品が身体に適合するか否か検査を受けて確認するべきです。
知覚の鈍化
感覚を司る神経は軽微な刺激に敏感に反応しやすいです。そのため注射針の接触や、付近への薬剤注入によって本来の機能が一時的に損なわれてしまい、知覚を鈍らせる恐れがあります。この症状は時間の経過に伴って自然に回復する場合が大半です。ただ、何もしていなくてもピリピリして痺れる、思い通りに表情を作れないなどの不快感があまりにも強く出た際には、早急に担当医に相談する必要があります。
まとめ
リジュランは施術後しばらく日数が経過してから効力を発揮し、肌の悩みを徐々に改善します。加えて1回の施術では見違えるほどの劇的な変化を期待しにくいです。その特性によって「リジュランが効果なし」という噂が流れている模様。しかしながら専門医の元で定期的にリジュランの施術を受ければ、理想の容姿に近づけるはずです。「リジュランとはどのような施術?」と興味がある人は専門のクリニックを受診して相談してみてはいかがでしょうか。






