みなさんご存知、ハコフグ帽子を被った「さかなクン」。そのさかなクンの映画『さかなのこ』がもうすぐ公開されますね!公開まであと少しということで、公開前に『さかなのこ』がどんな映画なのか?や、さかなクンにまつわるエピソードを紹介していきます。
映画『さかなのこ』について
- 公開予定日:2022年9月1日
- 上映時間:139分
- 監督:沖田修一
- 脚本:沖田修一・前田司郎
- 原作:さかなクン『さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜』
他の子たちと違ってちょっと変わってる。「ふつう」ってなんでしょう?「好き」を貫いたら、さかなクンになっていました!この映画は、さかなクンが子ども時代の“ミー坊”からお魚博士の“さかなクン”になるまでのお話です。
あらすじ
小学生の”ミー坊”はこの世で一番お魚が好き。お魚を毎日見つめ、お魚の姿を描き、そしてお魚を美味しくいただく。一日中お魚のことで頭がいっぱいです。他の子たちと少し違うことを心配する父親と、それとは対照的にミー坊を信じて応援し続ける母親。そんな母親に背中を押されミー坊は穏やかで伸び伸びと育っていきました。高校生になっても大好きなお魚に夢中なミー坊の周りにはいつもお友達がいました。町の不良ともなぜか仲良しです。
やがて1人暮らしを始めたミー坊は、上手くいかないことだって起こります。それでもやっぱりお魚は好き。そんなミー坊は、いろんな人に出会い、そしてたくさんの愛を注がれながら、やがてミー坊にしか進むことのできない、たった一つの道を「好き」という気持ちとともに進んで行きます。
キャスト
- のん(ミー坊)
- 柳楽優弥(ヒヨ)
- 夏帆(モモコ)
- 磯村勇斗(総長)
- 岡山天音(籾山)
- さかなクン(ギョギョおじさん)
- 鈴木拓(鈴木先生)
実はすごい人だった!?さかなクン エピソード集
さかなクンのお魚イラスト
働いていた寿司店で魚のイラストを描く機会があり、その絵を見た人から好評を得て、魚の絵のイラストレーターとして活躍することになりました。さかなクンのイラストのお魚は本当に生き生きとした表情をしていて、かわいらしくさかなクンのお魚愛が沢山詰まっているのがわかります。
さかなクンの経歴がすごい!
タレントやイラストレーターとして活躍されているさかなクンですが、さらに次の経歴もお持ちなんです!
- 国立大学法人東京海洋大学名誉博士・客員教授
- 日本魚類学会会員、日本魚類学会代議員
- 農林水産省:お魚大使、フードアクションニッポンメンバー
- 環境省:サステナビリティ広報大使、プラごみゼロアンバサダー、国連生物多様性の10年委員会「UNDB-J」、地球いきもの応援団、生物多様性リーダー、環のくらし応援団メンバー
- 文部科学省:日本ユネスコ国内委員会広報大使
また、2010年には絶滅したといわれていた「クニマス」がまだ生存していることを発見し、魚類学者でもある当時の天皇陛下(現:上皇陛下)から称賛のお言葉が贈られたことも。
ハコフグ帽子がハコフグの理由
ハコフグ帽子に白衣がトレードマークのさかなクン。実は、ハコフグ帽子にもちゃんと理由がありました。
幼い頃、福島の魚屋さんで大きな水槽にブリや鯛と一緒に泳ぐ四角い可愛い魚を見つけた、さかなクン。よく見ると、大きなブリや鯛が勢いよく泳ぐたびに、ハコフグが当たって弾き飛ばされていたそうなんです。それでも、ヒレをパタパタと動かして泳ぐハコフグのけなげな姿に感動したさかなクンは「僕もああやって、ぶつかっても一生懸命、頑張らなきゃ」と思ったそうです。
それから時は流れ、2001年4月に放送されたTBSの「どうぶつ奇想天外!」の海に潜る企画で、テンションを上げる勇気を貰うためにハコフグ帽子を被ったことからトレードマークとなりました。さかなクンとしては、一生懸命なハコフグと一心同体になって頑張るぞ!という気持ちだったそうです。
ちなみに、このハコフグ帽子はオスで、TPOや季節に合わせて様々な色や素材のものが存在しているようです。
上皇陛下の前でもハコフグ帽子着用のさかなクン
2009年、東京海洋大学で日本魚類学会の研究発表会が開催された際に、ハゼの研究をされている上皇陛下も魚類学会の会員として3年振りに参加されました。そして2009年から新学会員として初めての出席だったさかなクンは、スーツ姿にハコフグを被って参加していました。普段はあまり見かけないスーツ姿に正装用のハコフグ帽子は、さかなクンにとって上皇陛下への敬意を表した正装だったのでしょう。さかなクンは、お魚を見るようなキラキラした瞳で上皇陛下を見ていたようですね。
国会の議場に初めて帽子着用で入場が認められたさかなクン
2020年2月、国会で行われた水産資源の管理と保護がテーマの調査会にもハコフグ帽子と白衣の装いで出席したさかなクンは、参考人として意見を述べました。国会には色々な規律がありますが、その中に「議場又は委員会議室に入るものは、帽子、外とう、襟巻、傘、杖の類を着用し、又は携帯してはならない。ただし…」といった規則があります。過去には、当時の現役衆議院議員が愛用していたベレー帽を被って入場した際、注意が入り、脱がなければならなくなったという経緯もありました。
さかなクンが特例での着用を認められたのには、国会側が「さかなクンの帽子は、品位礼節に欠いたものにはならない」という柔軟な判断を示したためでした。それまでに国会で帽子が許可されたのは、国賓を招くためということで、故ダイアナ妃に対してのみでした。日本人としては、さかなクンが初の帽子着用での国会出席となりました。
さかなクン 結婚してるの?
どうやらネット上で「さかなクン 結婚」と囁かれているようですが、今のところ正式発表された様子はないので、噂なのだと思います。一方で、さかなクンは結婚への憧れがあるそうなので、ぜひ理解のあるステキな奥様を見つけて欲しいです!
最後に
さかなクンのすごい経歴やエピソードはいかがでしたか?そんなさかなクンの魅力をもっと知ることができる、映画『さかなのこ』の公開が待ち遠しいですね!