【映画レビュー】マイ・インターン

【映画レビュー】マイ・インターン

恋に仕事に人生に脇目も振らず頑張ってきた貴方に、恋も仕事も人生も一段落してふと立ち止まった貴方にも。はたまた、ビジネスに対する姿勢に迷っている方や人との付き合い方のコツを知りたい方にも心の栄養剤としてこの映画をおすすめします。

目次

作品情報

制作年

2015年

上映時間

121分

ジャンル

コメディ、ヒューマンドラマ

監督

ナンシー・マイヤーズ

キャスト

  • ロバート・デ・ニーロ
  • アン・ハサウェイ
  • レネ・ルッソ
  • アンダーズ・ホーム 他

2015年にアメリカを皮切りに公開された映画『マイ・インターン』。笑いあり涙ありのハートフルヒューマンコメディ映画であり、本作は多くの女性からの共感を得た作品となったようです。全米3305映画館で公開されると、初週末には1772万ドル(日本円で約19億円)を、週末興行収入ランキングでは初登場で2位を獲得しました。日本では興行収入17億5000万円を稼ぎ出した作品です。

監督は、大ヒットロマンチックコメディ『ハート・オブ・ウーマン』やプレイボーイのジャック・ニコルソンが、恋人の母親ダイアン・キートンと大人の恋に落ちる『恋愛適齢期』、イギリスの田舎に住むケイト・ウィンスレットとロサンゼルスで予告編製作会社を経営するキャメロン・ディアスがクリスマス休暇の間、お互いの家を交換するラブコメディ『ホリデイ』など数々の大人気作品を手がけた脚本家出身のナンシー・マイヤーズ。

主演は、1943年8月17日ニューヨーク生まれのロバート・デ・ニーロと1982年11月12日ニューヨーク生まれのアン・ハサウェイ。ロバート・デ・ニーロはみなさんもご存知の通りアメリカを代表する名優で、デニーロ・アプローチと呼ばれる徹底した役作りや犯罪者からコミカルな役柄まで幅広くこなしてきました。

当時は配役の年齢より3つ上の73歳で対するアン・ハサウェイは31歳でした。彼女の名を決定的にしたのは、2006年公開のメリル・ストリープ演じる鬼編集長のアシスタントを演じた『プラダを着た悪魔』です。

この作品ではアン・ハサウェイが上司を演じ、ロバート・デ・ニーロがインターンを演じます。セリフから服装、小物からデバイスツールまで、これでもかというくらいのジェネレーションギャップと、がむしゃらに仕事を頑張る若き社長の苦悩と人生経験豊富な紳士で気遣いができるシニアインターンの心温まるストーリーになっています。この作品を見て「なんだか勇気が湧いてきた」「歳をとることがポジティブだと思えた」「自分も素敵な大人の対応ができるシニアになりたい」という意見がありました。

あらすじ

自宅のキッチンから始めた仕事が急成長を遂げ若手社長となったジュールズ( アン・ハサウェイ)の元へ、70歳シニア・インターンのベン(ロバート・デ・ニーロ)がやってきました。初めはベンが苦手だったジュールズでしたが、豊富な人生経験からくる様々なアドバイスや気遣いに、確かな信頼と絆がが生まれます。そんな中、ジュールズに様々な困難が降りかかります。仕事と家庭、その間で揺れるジュールズが最後に選んだ決断とは……!?

みどころは、古典的なやり方と現代的なやり方!

70歳シニア・インターンのベンは、古き良き時代のビジネススタイルを貫きます。たとえそれが斬新な会社でオフィスに出社する全ての人がカジュアルな服装であってもです。そして持ち物も…クラッシックバックにペンとガラケーや置時計、電卓、手帳などベンの周りには周りの若者が持っていないものがたくさん。最初はもちろん周りから驚くほど浮いているものの、自分のスタイルを貫きながらも柔軟かつ真摯に同僚たちに向き合い、時には社内の問題をフォローしたり、自分から仕事をみつけようと積極的に行動を起こしたり映画ならではと言えばそうなんですが、学ぶ部分も多いのも見どころのひとつです。後半ではベンに影響された他の社員がクラシックバックを手にしたり、シャツをズボンにしまったりと変化が現れてくるのでそんな部分も見逃せませんね。

『ベンの紳士っぷりを裏づける名言』

作中で古き良き時代の紳士であり続けるベンはたくさんの名言を残してくれています。

ハンカチを持つ理由

子供の頃よく「ちゃんとハンカチ持った?」と母に聞かれたことを思い出しますが、ベンは「ハンカチは必ず持ち歩く、なぜなら女性が泣いているときにそっと手渡すためだ。」とお茶目に言います。なぜならそれは「古き良き騎士道精神の最後の名残」だからだそう。実際ベンは女性が泣いているときや、気分が悪くなったとき、清潔なハンカチをさっと差し出していました。さすが騎士道精神を持った紳士ですね。こんなステキな紳士を目指したいですね。

大切なことほど直接伝えないと

浮気の謝罪をメールで済ませようとする同僚に、「本当に大切なことは直接会って伝えるんだ」とすすめるベン。当たり前のことですが、スマホやパソコンといったツールの便利さもあり現代では大切なことも利便性が優先されてしまっているのかもしれませんね。

クラシックと戦友

40年以上愛用した革のクラシックバックを使っている理由を同僚から聞かれたベンは、優しい眼差しで、はにかんだように「確かに最新のものは便利かもしれないけど、愛着という意味では、長年連れ添った戦友のような道具の方がいい…」と答えます。その言葉のカッコ良さは同僚の後のスタイルにも影響を与えちゃいます。

まだまだ名言は沢山あるのですが、この辺にしておきますね。皆さんがカッコイイと思う名言をぜひ探してみてください。そして、そんな姿勢や人との向き合い方を活かしてみるのもいいかもしれませんね。

まとめ

「こんなステキなインターンシップ 映画だからあるんだ」!確かにこんなにステキなインターンが現れるのは映画だからかもしれませんが、こんなステキなインターンみたいに自分がなることは実現出来ることかもしれませんよ?魔法にかかるのではなく、自分に魔法をかけてみましょう。

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この記事を書いた人

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30代後半、ゴシップ好きが高じてエンタメブログを運営中。
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